前職とは全く関係ない職種ですが、アパレルの仕事に興味があります。第二新卒でもアパレル業界に転職できますか？
アパレル業界は専門的な職種も多いからね。第二新卒だと厳しいのでは…と思っても無理はないよね。
そうなんです。未経験なので余計に不安です。
本記事では、アパレル業界の職種や仕事内容や、働くメリット・デメリットについて解説いたします。
第二新卒でアパレル業界への転職を検討されている方は、ご参考に読んでみてください。
アパレル業界とは？
そもそもなんですけど、アパレル業界ってどういう仕事ですか？漠然としかイメージできていなくて…。
アパレルとは簡単に言うと、衣料品に携わる仕事全般のことを指すんだ。だから、服屋で働いている人とかアパレル店員さんって言うよね！
なるほどですね！
アパレル業界の職種一覧
アパレル店員さんとかはイメージできたんですけど、もう少し具体的にどういう仕事があるかを知りたいですね。
下記にアパレル業界の職種をまとめたから、参考にしてみてね！
販売：アパレル業界で最も人員が多く、求人数が多い部門。一般的に販売スタッフ、販売員、販売職といった職種名で募集されている。
営業：自社ブランドを百貨店や専門店へ売り込む。
生産管理：工場選定や素材の調達、価格設定など、商品を生産する上で必要な工程を管理する。
品質管理：商品の品質を管理する。
マーチャンダイザー（MD）：市場調査や売上分析など、商品開発や販売に関する管理などをする。
デザイナー：デザインを行う専門職。
パタンナー：洋服の型紙を作る専門職。
スタイリスト：テレビドラマや雑誌などに出演するモデルやタレントのコーディネートをする。
マーケティング：市場調査や売上分析などを行う。MDと似ている職種で、企業によってはどちらかに統一していることが多い。
プロモーション：イベントや販促企画などをする。
プレス：各ブランドの商品広報や宣伝をする。
EC：オンラインショップの運営をする。
アパレル業界に興味があるとはいえ、こんなに職種があるなんて知りませんでした。
デザイナーやスタイリストは、より専門的な職種だね。自分がやりたい仕事を選ぶのも良いけど、第二新卒のアパレル業界への転職は、社会人経験や前職を活かした職種を選ぶのもおすすめだよ。
なるほど！前職を活かした仕事内容なら、イメージもしやすくて安心できます。
第二新卒におすすめの職種と仕事内容を解説
このように、色々職種があることが分かったのですが、第二新卒はどれに向いているでしょうか？
そこで本段落では、第二新卒におすすめのアパレル業界の職種と、仕事内容について詳しく解説いたします。
①販売
アパレル業界の職種で最初に思い浮かぶのは、販売員という方も多いのではないでしょうか。
仕事内容は主に接客ですが、売り場の整理整頓や店内の清掃、ストックの管理など、裏方作業も多くあります。
接客がメインなので、未経験でも飲食店での接客経験などが活かせます。
アパレルの販売員は研修を通して実際の業務内容を把握できるため、アパレル業界未経験の第二新卒にもおすすめの職種です。
②営業
営業職での経験を活かすなら、アパレル業界でも営業がおすすめです。
営業の基本やノウハウは共通点も多いため、業界は異なっても大きなアピールポイントになります。
自社のブランドを百貨店や専門店に売り込むのが目的であるため、自分が好きなブランドであればより熱心な営業ができるでしょう。
営業職の経験がなくても、熱心な営業ができるような高いコミュニケーション能力がある方にもおすすめできる職種だよ！
③マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザー(MD)とは、市場調査や商品の企画・開発や価格設定、予算管理などを行う職種です。
消費者のニーズや流行を正確につかむ冷静な分析力が必要とされます。
前職での経験はもちろん、学生時代に経営学や経済学を学んでいた経験があれば、採用に有利になる可能性が高いです。
④プレス
プレスは「アパレル業界の顔」と呼ばれるほど人気の職種で、自社ブランドの商品広報・宣伝を主に行います。
メディアや雑誌の対応、展示会の準備など、自身が表立って活動することが多いため、経験者向けの求人が多いです。
未経験でのチャレンジは難しく、プレスアシスタントとして経験を積むのが一般的と言われています。
社会人経験やPCスキルをお持ちの方はもちろん、人前に立って話すことが好きな方や、臨機応変な対応ができる方におすすめの職種です。
マーケティングの経験や知識がある場合も、大きなアピールポイントになります。
PRとマーケティングは切っても切れない関係と言えるから、プレスは未経験でも、マーケティングの実務経験があれば採用に有利になるよ！
第二新卒がアパレル業界で働くメリット
概要をご理解いただけたところで、次はアパレル業界で働くメリットをご紹介いたします。
趣味を仕事にできる
アパレル業界には「ファッションが好き」「好きなブランドだから」という理由で働いている方が多いです。
プライベートな時間以外にも好きなことに関われるので、仕事に熱中でき、やりがいを感じられるでしょう。
最新の流行に敏感になれることや、従業員割引で安く商品を買えるのもメリットです。
また、仕事仲間とも話が合いやすいため、職場に馴染みやすいのも良い点です。
好きなことで働ける上に、好きなブランドの商品を従業員割引で買えるなんて最高ですね♪
求人数が多い
アパレル業界の中でも、販売員は特に求人数が多いです。
雇用形態は契約社員、派遣社員、アルバイトの割合が多いですが、企業によっては契約社員、アルバイトからのステップアップで正社員登用しているところも多くあります。
第二新卒なら、自分に合ったアパレル企業を見つけられるのも良い点です。
新卒での就職活動は内定をもらうのに意識が向いてしまい、焦って企業を決めてしまった方も多いのではないでしょうか。
第二新卒での転職では、社会人経験を経て広い視野を持てるようになっているため、自分に合った職種や業務内容を見極めやすくなっていると言えるでしょう。
未経験でも転職しやすい
第二新卒に対して企業側は、特別な経験やスキルを求めていないことがほとんどです。
即戦力になるかよりも、最低限のビジネスマナーやモチベーションの高さ、若さゆえのフレッシュさを求めています。
また、人と関わることが多いので、コミュニケーション能力や柔軟性、行動力や発言力があるかなど、人柄を重視している企業が多いです。
アパレル業界が未経験でも、一般的な社会人としてのマナーやスキルがあれば、採用してもらえるチャンスは十分あります。
第二新卒がアパレル業界で働くデメリットはある？
アパレル業界の仕事はどれもやりがいを感じられますが、給料が高くない傾向があります。
例として、アパレル販売員の平均給与は「353万円」という調査結果が明らかになっております。※参照元：求人ボックス
国税庁のホームページで日本人の年間平均給与は「467万円」と発表されているため、多少低いのは否めません。
華やかなイメージの裏では地道な業務も多く、高い給料が支払われないのが現実です。
業界自体の売り上げの高低差も大きいため、業績が悪い場合はボーナスカットもあり得ます。
アパレル業界で働く際は高い給与を目的とするのではなく、ファッションが好きという熱い情熱や、仕事への強いやりがいを持つことが大切です！
まとめ
求人数も多いため、未経験の第二新卒でもアパレル業界を目指しやすいです。
アパレル業界は自分の好きなことを活かせるので、仕事に熱中でき、やりがいを感じられます。
華やかなイメージが強いですが「買う側」からは分からない仕事が多いのも、アパレル業界の特徴の1つです。
やりがいを強く感じられる一方で地味な作業も多く、給与は高くない傾向にあります。
販売をメインとする職業はたくさんありますが、その中でもアパレル業界の仕事は人と人との繋がりを大切にすることが不可欠の仕事です。
アパレル業界への転職は、給与アップを目的とするのではなく、仕事へのやりがいを強く感じたい方に向いていると言えるでしょう。
アパレル業界以外にも選択肢はたくさんあります。第二新卒ならではのアピールポイントを活かして、前向きに転職活動を進めていただければ幸いです！
