経験談

大手を経験した私がITベンチャーに入る前に知りたかった2つのこと

20代で大手企業とベンチャー企業を経験しました

たやちん

たやちんと申します。

私は現在31歳で、これまで自身で立ち上げた会社を含め「4社」経験しました。

新卒で入社した大手から始まって自身で創業後、ITベンチャーを2社といった順番でキャリアを積んできました。

会社というのは、外から知ることができる情報は限られています。

「IT企業」「ベンチャー企業」といっても、今回私がいう情報がすべてではありません。

あくまで私が経験した中の事実となりますので、すべてを鵜吞みにすることなく、一つの情報ということをご理解いただければと思います

入社前と後で、必ず「ギャップ」は生まれる!

どんな会社も入社する前と後では、必ず「ギャップ」があります!

これは、大小関わらず誰にでもあることです。

このギャップが良い方に働く場合と、残念ながら悪い方に働いてしまい致命傷になってしまう場合があります。

なぜ、ギャップが生じてしまうのか。またそれを回避するためにやってほしい2つのことについて、これから詳しく説明します。

なぜ、入社前と後で、ギャップが生まれてしまうのか

まず、ギャップがなぜ生まれてしまうかというと・・・

企業は優秀な人に入社してきてほしいので、すべての情報を包み隠さず公開している、ということはないからです。

ギャップが生まれた後にするべきことについては、後半詳しく紹介したいと思います。

ギャップが生まれてしまう理由の2つ目に、一つの事実も見方や表現を変えればメリットにもデメリットにもなるため、発信の仕方で受け取り方が変わるからです。

ここで具体例を2つ紹介したいと思います。

ケース1

最近、「当社は、年功序列でなく成果主義です!」という会社も増えてきたと思います。

これは、良く言えば、若い世代も活躍して結果を出せば給与に反映されやすい、といえます。

ただ、言い方を変えれば「労働時間ではなく結果しか見ません」ともいえます。

もしかしたら、労働時間の管理があまりされず、結果を出すために残業が当たり前となっている会社の文化があるかもしれません。

この話を聞いた方の中には、「自分は結果を出すことに自信がある!」という方もいるかもしれません。

そんな方には、「結果を出し続けること

つまり”継続“できるかについても、ぜひ考えてほしいと思います。

私の話になりますが、成果報酬型のWeb営業の仕事をした際、1度だけ全国No.1の結果を出すことができました。

そのときは、一か月前から結果を出すための準備をして、戦略を立てて、ものすごい努力をしたことを覚えています。

結果として、No.1をとれたことは非常に嬉しかったですし、誇らしい気持ちになりました。

ただ、すぐに翌月がスタートします。

No.1をとるための全力疾走を、翌月も、そしてまた翌月も、同じエネルギーと同じ時間をかけて行う気力は残っていませんでした。

その会社は残業代でなくインセンティブを給与に上乗せする給与形態だったので、No.1の月は80万円近い月収でしたが、翌月には15万円程度まで下がってしまいました。

もちろん、私は極端な例かもしれません。

ただ、結果を出すことはできても、結果を「出し続ける」ことができるかは、また別の話です。

この経験から、私は「10年以上続けられるか」という仕事選びの軸を持つようになりました。

もちろん自分でやってみないと続けられるかどうかはわからないと思いますが、給与や年収が高い仕事にはその理由があります。

例えば、厳しい数字目標や、パワハラまがいで入れ替わりの激しい会社、人がやりたがらない業務などがあります。

給与面はとても重要な要素ですが、しっかりと自分の仕事の価値観を考えたうえで会社選びをしてほしいと思っています。

ケース2

次に、個人の裁量権が多い」という会社について、皆さんはどのように感じられますか?

私は、「大手企業の歯車のように働くのではなく、自分で考え行動を起こせる会社の方が仕事のやりがいを感じられる!」と考えていました。

もちろん、そのイメージ通りのことはありましたが、デメリットに感じる面もありました。

それは、大手とは違って会社の歴史が浅い分、「整っていないところが多いということです。

例えば、私にとって驚きだったのが、業務マニュアルや契約書などのフォーマット、提案資料などの蓄積がなく、すべて個人任せ(いわゆる属人化)になっていたことです。

ベンチャー企業は一人に割り振られる役割や業務領域が広いです。

例えば、営業であれば「今月の売上、既存顧客との打合せ、新規開拓、契約締結、契約後のフォロー、トラブル対応など」が通常の業務であって、事務の細かい作業や、人材採用や社外広報など複数の部署のその他の業務が多くの場合があります。

人手不足・予算不足のため、自分の本来の部署業務に加え、他部署の業務もやらなければならず、さらに各種資料のフォーマット作り、後任のためのマニュアル整備などもあります。

とても業務時間内には終わらず、残業が定常化してしまっている会社もあります。

その状況から抜け出したくて退職する人も多いため、いつまでたってもマニュアルができず、資料がナレッジとして積み上がらないのです。

創業から10年経ってもこのような状況の中小・ベンチャー企業の話は多く聞きます。

中小・ベンチャー企業は大手に比べ、ナレッジや経験の蓄積が少なく、そんな環境でも主体的に仕事をして環境を整えていける人がほしいので、「裁量権」を広く与えている場合もあります。

これまで挙げた事は一例です。

この話を聞いて、入社前後にギャップが生まれやすいベンチャー企業に入る前にどうすればいいか、が気になった方もいると思います。

これまで4社を経験してきた私が、絶対これはやっておいたほうが良い、と考えるのは次の2つを明確にすることです。

  • 自分が働くうえで優先したいことは何か
  • その企業の理念や大事にしていることは何か

順番に詳しく解説します。

まず、外(会社)を見る前に内(自分)を深く理解することが大事です。

これは就職活動のときだけでなく、働き始めてからも一生やる必要があると思っています。

是非、次にあげることを紙に書き出してみてください。

【実践】紙に書き出してみよう!
  • 自分が仕事を通して得たいことは何か(仕事をする目的)
  • 自分は将来どういう仕事をしたいか(願望、ビジョン)
  • 自分がしたくないこと、嫌と感じることは何か
  • 自分はどんなタイプか(コツコツ、クリエイティブ、努力型、ひらめき型など)

特に、3つ目の「自分がしたくないこと、嫌と感じること」に関しては、好きなことを見つけるより嫌いなことを見つける方がわかりやすい場合があります。

次に、その企業が大切にしていることについて、ネットで調べて面接で社員の方に聞いてみてください。

企業はある目的を達成するために存在していて、それがいわゆる企業理念やミッションです。

経営者はその会社を興した目的が明確にあって、その想いに共感した人に入社してほしいと思っています。

逆に言うと、入社した人は皆、自分の会社の目的に共感して入社していると思っているのです。

例えば、「この業界を変える!」と熱い企業理念を抱えている会社の経営者は、とても魅力的に映ることが多いです。

ただ、裏を返せば、「業界を変えることを何よりも優先して仕事に取り組む」ので、それ以外のことは二の次になります。

ベンチャー企業であるほど経営者との距離感が近いので、経営者は自分の考えに共感して入社した人に対して自分と同じ熱量や行動量を求めます。

ただ、経営者ほどの熱量を、その会社や仕事にもてない場合は求められるレベルが高く、苦しくなってしまう場合があります。

これが悪い方のギャップであり、大きくなっていくと仕事を続けることが難しくなってしまいます。

そうならないためにも、まずは自分の価値観を明確にして、その価値観に合う会社を見つけてほしいと思っています。 この2つをやったうえで働く会社や仕事が見つかったら、その仕事があなたににとっての正解です。

まとめ

この記事では、

  • 企業選び・仕事選びをする中でギャップは必ず生まれること
  • ベンチャー企業に入社する前に必ずしてほしい2つのこと

についてお伝えしました。

特に、100名前後の規模がそこまで大きくない会社では経営者との距離が近い分、入社前後のギャップが致命傷になりやすいため、是非ここで紹介した2つのことに関しては是非時間をとってやってみてください。

そのうえで、選んだ会社が自分には合わない会社だったときは、転職して下さい

正直、会社を変えることはできないですし、その時はまたその時の自分にあった会社を探す方がいいです。

「この会社しかない」「せっかく入った会社だから」と思い詰めてしまいメンタルを崩してしまう人もたくさん見てきました。

何事もそうですが、選択肢を多くもって、余裕をもって仕事選びをしてほしいと思います。

この記事を書いた人
たやちん

経歴:20代で大手企業、起業、ITベンチャーを経験。
IT企業へ挑戦した際、1年で10個資格を取得。


激動の20代を経験し、

自身もキャリアに悩んだ経験から、

国家資格キャリアコンサルタント取得予定。
仕事やキャリアに悩む人に寄り添ったIT人事を目指し活動中。


妻と共同運営でBlogをスタートし、副業にも取り組む様子をTwitterでもつぶやいています。


Blog:https://koshibablog.com/
Twitter:https://twitter.com/koshibablog